アトリエ日和 その2

ここ数日アトリエに連続で通い、とっくに9月のアトリエ通い目標日数突破したのですが、進歩はイマイチです。

 

アトリエ通いを無理せず続けるため少し立ち寄るのもカウントに入れてるから・・・だけではなく、細かな失敗があってその度に凹んで作業が進まない。

 

 

ここまでの作業は新作のための下準備でした。

前回の試しから、新作を紙の下張りを行ってのアクリル作品にすると決めていたものの、水張りの湿しがイマイチに感じ、しかも紙の裏表を間違えており…ともかくやり直すことにしました。

 

下張りに関しても、のりをもっと粘度高くしたらよかったと思ったり、紙を伸ばしてならす時にふやけて捲れてきていて少し乾かしてからにしたらよかったと思ったり。

それでも張れていたようなので、そのまま進めてたのですが。

 

こう・・・私の欠点は、完璧主義の割にはせっかちで本当は面倒くさがりというところですかね。

むしろ本質の大雑把なところが嫌で嫌で、完璧になりたいと思った結果失敗しては凹んでるんだと思います。

いつもそれらを踏まえた上で頑張ってはいるのですが・・・難しいですね。

 

ともかく気力がなくならないうちにぱっぱと次に切り替えていきたいです。

紙を買いだめしてなかったので、買い直しに行ってきます。

 

 

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本当は他にもいろんな事があったんです。

 

 

アトリエの冷凍庫が、いつの間にか隙間が空いてたせいで中が氷の塊だらけになって開かなくなって大騒ぎになったり。

片付けをしてたら5〜7cmセンチぐらいの蜘蛛が落ちて来て叫んだり。

 

 

ただ、それらのハプニングに対して作品に関する小さな失敗の方が堪えてます・・・。

 

 

まあ冷凍庫は、家族に協力してもらって、電源切って溶かしながら搔き出して解決済みだし。

 

蜘蛛はスルーしたけどアレは恐らくゴキを獲る益虫っぽいのでそっとしといても問題ないと思ってる・・・また出るまでは。

できれば虫取り網でくるっとやって庭に逃がしてあげたい。

そう、うまくはいかないだろうけど(蜘蛛を殺すのは忍びない人)。

 

 

ていう感じでした。

ではー。

ぽえーんのおまじないは続いてました

 

http://ghn.jugem.jp/?eid=271 の時から本を読んだり計算したりというのが続いていますよという報告。

この記事去年の12月だったのか…。9ヶ月ちょっと経ちました。

 

 

 

計算は「Ninimaths」というアプリとずうっと昔に買った中学ドリルを使ってます。

 

Ninimathsは足し算・引き算・掛け算を最大4桁、10問〜100問まで(そんなにはしたことない)、色々設定できて計算のミックスも可能。タイムによる成績グラフもあるので、なるべくそれ見ながら頑張ってます。

中学生向けドリルは塾や学校のものではなく、やっぱり卒業後も計算しなきゃなと思って買ってあまり使わなかったやつだと思う。

 

気力があった時にはドリルの小数点・分数までいってたんですけど、またアプリで一桁の計算に戻ってます。

 

 

 

読書は1日1ページぐらいのペースでコツコツ読んで本4冊。

 

少ないですが、疲れてると同じ文をずっと目で追うだけで頭に入らないということが起こるので、無理せず続けるためハードルを低くしてます…。酷い時は一文読むのにも苦労する…。

 

 

というわけで、4冊だけだしせっかくだから内容と感想。

 

家には昔から山ほど本があるのですが、ほとんど両親のものなので自分で買ったやつをちゃんと読みきりたいなと思い、3冊は自分で買ったものです。

うち2冊は細胞に興味があったので「分子生物学」のコーナーで見つけました。

基本から解説して分かりやすそうで、かつiPS細胞などの割と新しい話題が入ってそうなのを選んだつもりです。

 

「真夜中に猫は科学する」

対話形式で人間の先生パートと、その飼い猫が夜の空き地で猫達に講義しているという、2つのパートで細胞についての事を解説してます。

分かりやすいには分かりやすいのですが、どうしても…その…先生パートでの対話相手の一緒に住んで?いる女の人が気になって解説が頭に入ってこないところもありました…。なんとなく察しはついてるんですが…。

 

「カラー図解でわかる細胞のしくみ」

もっと専門書にしようか悩んだのですが、そうなると一気に難易度が上がるし専門的になるので全体を通してというのが難しくなるので、割と手軽なサイエンス・アイ新書にしました。父もよく買っていて、ざっくり知るにはいいシリーズです。

このシリーズ共通の特徴ですが、ほぼ1ページごとに話題が変わっていき、その分コンパクトに読んでいけます。植物も含めた生物の細胞、脳から骨までざっと解説。ただ、誤字や図の差し替えなどのミスが多かったな…。でもまあ、ざっと知るにはいいですよ!

 

「日本刀 妖しく美しい物語」

わかる人にはわかるでしょうけれど、某ゲームの影響です・・・。

刀にまつわる逸話や伝説を集めた本です。ほとんどがなんだそりゃという話ばかりなんですが、日本の風習や風土に関わっているのが感じられて、歴史があるからこそなんだろうなと思いました。

ですが、私は日本史に疎いのだなぁということを痛感しました・・・。刀には興味持ったけど、戦国武将やその時代に関してがほとんどダメで・・・それ知ればさらに面白さが倍になるんだろうなぁ。

でもだいたいは軽く解説してから本題に入るので、初心者でも「不思議な話」集として楽しめると思います。

 

「人類を変えた素晴らしき10の素材」

これは父が以前面白いと言っていたので、借してもらって読みました。

材料科学の本で、様々な材料の中から著者が特に気に入っている物を原子レベルからエピソードを交えて解説して行ってくれる本です。それぞれの材料への情熱がすごい・・・。

ちなみに鉄の章で刀についても触れていて、ここで「つながったぁ!!」と思いました。

刀の本でももちろん触れているのですが、もっと細かく、鉄が何故曲がるのか、ミクロの世界でどんな化学的変化が起こっているのか、というところから解説していってくれる・・・。

こう、知識が繋がる時が勉強で一番好きな瞬間です。

 

 

だいぶこういう本が続いたので、今は家にあった「ロビンソン・クルーソー」を読んでいます。名前やエピソードを知ってはいても、ちゃんと内容は読んでないというやつ。

とはいえ、その合間に物語系は電子版青空文庫で宮沢賢治も読んでたんですが、青空文庫だと短編集の一編が分けてリストされているので読書カウントに入れるには若干反則技ですので・・・。でもやっぱり宮沢賢治も面白いですね。

 

 

 

またしても長くなりましたがそんな感じです。

もちろん絵も描いてますよ。ひどい時は手帳に落書きだけだったりしますが。

 

 

前々から同じような事をしようとして上手くいかなかったのは、もっとできるんじゃないかと欲を出して目標を釣り上げすぎて失敗して気持ちが折れてしまうというパターンぽかったので、疲れてるなら少しずつでなるべくコツコツ。

 

確かどこかで見た話だと、人が習慣をつけるには3ヶ月かかるんだったかな?

無意識にやるぐらいが習慣とすれば、ちょっとそこまでにはいってないかも。

 

ただ個展前後など忙しかった時に活動時間がぐちゃぐちゃになって結構忘れてたりしてたんですが、それだけ続けてたぶん再開も楽でした。

 

 

 

あ、ただ、運動をやめてしまっている!!

 

・・・ということでこれに+1日腹筋10回ぐらいやり始めてます。

本来の目的は、絵を描くための体力と気力を保つためなので、やりすぎないようにしながら続けられたらと思います。

アトリエ日和

ここ数日は、休みの日にアトリエに通えています。

 

作品保存の事で悩んでおり、支持体にニス塗りと日本画だとお馴染みらしい「下張り」を試してきました。

 

 

 

でも実は・・・ニス塗りは大学で版画のパネル張りの時に教えてもらっていた事だったのに、卒業してから妙な思い込みで止めてしまっていたのです。

 

そうなる前に誰かに相談できたらよかったんですが、私はせっかく教えてもらっても覚えるのも納得するのも時間がかかるので相談しにくくて・・・。

そのせいで色んなことに無知なまま今に至ってしまっています。

 

 

 

…ともかく、制作に余裕と自信がないばかりに保存性を疎かにしていました。

でもニス塗りだけではなく、下張りという方法も知ったのでそれも試してます。

 

 

パネル張りといえば日本画かなぁというところから調べ始めてたどり着いたのですが、アルス画房さんのところを参考に作ってみています。

 

下張り必要なのは木材の灰汁による黄ばみ防止…って大学で言ってもらったこと書いてあるよ!おい自分!!!(ニス塗りも同じ理由)

 

・・・本番用の紙の下にもう一枚紙を貼ることで灰汁を代わりに受け止めるてもらうのです。

 

 

ボンドとヤマト糊半々くらいお湯を少し加えて溶かして…うまく溶けてなかったように思って不安だったのですが、次の日見たらピンと貼れているように見えました。

なのでもう水張りを済ませたのですが、仕事の日になってしまったので水張りの方がどうなったかわかりません・・・そもそも描いてみるまでわかりませんね・・・。

 

 

 

この写真が下貼りしたパネル。はたから見ると水張りと見分けがつきません。

新鳥の子紙という紙を使っています。エフェクトかかってるので色味があれですが、黄色っぽい少し厚手の和紙です。

 

先月は活動が鈍っていたので、こういうところからアトリエ通いを再開していきたいと思ってます。

個展の思い出 -2016年度個展「めぐりめぐる」-

まだまだ暑い日が続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

ひと月以上経ってしまいましたが、7月に行った個展をせめて写真をまとめてお送りします。

やはり最近はfacebook、twitterでの宣伝が中心になっているのでいつも忘れてしまいます。

 

 

個展会場パノラマ写真。※クリックで大きくなります

 

 

今回は今まで作ったポストカードを全部持っていったので置ききれず、一枚ずつ見本としてまとめておいてました。

その場しのぎで効率が悪いとは思ったのですが、それでもポートフォリオ代わりに見てもらったり買っていただくことが多くありがたかったです。

 

 

 

 

これらが今回の新作でした。

一つはサイズF40号で「メデューサ会議」。

五つの小作品は10×10cmのパネルで「脳内日々」。

 

 

 

これらはお買い上げいだだきました作品たちの一部です。

上の作品は同会場で4月に行われていた「ACT小品展」に出した二作品のうちの一つです。ちなみにもう一つは小品展会期中にお買い上げされています。制作ギリギリすぎて写真が撮れなかったのですが、一応、ACT(アートコンプレックスセンター)のオンラインショップの方で今のところアーカイブが残っていますこんな作品でした

さらにシリーズ化して欲しいとの意見も頂きました。

 

 

 

 

 

今回も沢山差し入れをいただきました。

お知り合いの方には会期中お腹が減っているだろうとサンドイッチもいただきました。

何から何までありがたい・・・。

 

 

 

個展終わったその後どうしていたかというと、展示を終える直前にコレクターさんの一人が既にお買い上げが決まったこの作品と同じ絵を描いて欲しいと言われ、初めて絵画の依頼を受けて描き上げたりしていました。

 

 

 

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そんな風に初めての経験が全くなかったわけではなく、いろんな方々に楽しんでいただけたしお褒めの言葉もいただいたのですが、既存の作品も多く、変わり映えのない展示会になってしまったことが今回の反省点です。

 

 

それを見透かしていたであろう館長に、もっともっと良い個展にするため、来年は会期をずらし期間を少し開けて会場も一回り小さくすることで次回の展示は新作で埋められるよう頑張りましょうという話になりました。

 

 

なのでモチベーション向上のため、とりあえずアトリエ行く回数を増やしたいです。ただ、この暑さのため依頼の絵は家で描いてました・・・。

それでもこの時期が一番好きなので、例年このあたりの会期でやる個展は実は楽しかったのです。

 

次回は冬場になると思いますが、またよろしくお願いします。

村上隆の2つの展示会を見てきました。

アトリエに行く予定だったのですが、その前夜に行きたかった展示会が終了目前なのを思い出し、予定変更して出かけました。
その展示会とは「村上隆の五百羅漢展」と「村上隆のスーパーフラットコレクション」です。
(リンクを貼るときにYouTube動画に気づいたのですが、メイキングや展示会の搬入搬出風景が見た後だとなお面白く感じます)

展示会を両方とも回る体力と気力が心配だったのですが、行きたい展示会が気づいたら終わっていたということが多く諦め癖もついていたので、そこをなんとか持ちこたえさせて行きました。
もうすでに開催から何ヶ月も経ち、各所で話題にされ記事も多く書かれているでしょうけれど、素直に行ってよかったという気持ちを書き綴っていきたいと思います。

それと、終了日も近いので作品の解説などのネタバレも書いていきますのでご了承ください。
とはいえ、この会場自体が作品の撮影を全面的に許可しており、SNSでの投稿も許可されています(もちろん撮影はフラッシュをたかない、写真は個人の使用範囲内までなどの最低限のルールを守った上ですが)。



まず12時頃に六本木へ。
しかし森美術館に着いた途端、40分待ちの看板に一抹の不安を感じ・・・ていたのですが、ちゃんと入場制限をした上での待ち時間だったのでのびのびと観れました。
そもそも人をギュウギュウに詰めてしまうことの方が変なんでしょうけれど…今まで行った展示会がそういうこと多かったので。

展示のしょっぱなから村上さん生き写しの人形が置いてありました・・・しかも顔が割れており、割れた方と中の方の目全てがたまに動き、口を動かして念仏を唱えます。すぐ側のご婦人が「うわっ」て言ってビックリしてました。

さらに進むと次々と人間の身長ほどから身長を超える作品が並んでいます。
んで、五百羅漢を含めた大作のほとんどが縦長いパネルを並べ合わせるような絵になっています。
多分、屏風絵などを意識しているのでしょうけれど、キャラクターの顔が切れる部分をうまくずらしたりしているあたりに漫画の見開きを思い浮かべたりしてました。

それと、切れるところでわざと背景やキャラクターの色を分けたりということをされています。
いつ、誰が言ったかを忘れてしまったのですが・・・大作を描く際にこの作品のように大きなキャンバスに分けて大作を描く人が「絵に切れ目が入ること」の是非を言われていたことを思い出します。
でも素材自体の購入のしやすさ、搬入のしやすさでこのような大作の制作を選ぶ人は多く、私ももし100号以上の絵を描くことがあればアトリエのスペース上こういう選択をするしかないと思っているところ・・・自然に、むしろ効果的にパネルをつなげているこの描き方を参考にしたい・・・と思って写真撮ってました。



とやかく言われがちな村上さんですが、改めて(というより、個展に来たのは初めてなので実物の作品は初めて)観ると、何も考えなくても可愛いし、かっこいいし、美しい作品でした。
シルクスクリーンでの凹凸による表現(一見無地に見える作品一面にドクロの陰影が浮かび上がっていたり)。そしてミラー加工と言っていましたが、まさに鏡面のように強く反射する絵!所々に使われるラメもキラキラ!
んで、動物やキャラクターたちが結構可愛い・・・。羅漢もみんなおじさんや老人なのにお茶目な感じが可愛くて。
ただ、DOBくんは以前よりもどんどんグロくなっていってるような・・・面白かったですが。

気にいったキャラピックアップの写真。パンダ!獅子!
 


雑誌「芸術新潮」での美術史家・辻惟雄との絵合せ企画の解説のコーナーもありました。
平安時代に行われていた絵をそれぞれ持ってきて見せ合うというのが元ネタのようですが、企画の方は辻さんが歴代の美術作品のエッセイからそれをお題として新作を作るというとんでもないもの。そんなことやってたのか!!
基本何でもありで、ペインティングから自分を被写体とした写真作品、インスタレーションなどなど色々ありました。そしてその中で生まれたイメージやキャラクターがその後の作品に影響を与え・・・要は今回の展示作品に大いに散りばめられているということでした。

でもその中で個人的に気になったのが、お題に出された若冲の「樹花鳥獣図屏風」を、一見すると模写・・・でもよく見ると動物の配置やいない動物が描かれているという作品を作っていて、それが間違った文脈でも後世に残っていく面白さに着目したから…という風に書かれていました。うろ覚えですみません。

ただ、それを見たときに…村上隆はとても広い意味での二次創作を行っているんだろうなぁと思ったのです。
ぜんぜん二次じゃないし、複合しているしで適切ではないかもしれませんが、オタク文化に強い影響を受けているアーティストならその言葉が合ってるかなぁと思ったので。。。

それと、村上隆の作品全ての解説に、元になった、オマージュしている、パロディにした、アニメや漫画はもちろん美術作品のことなどが沢山書かれていました。
五百羅漢自体が過去に描かれ作られてきた様々な五百羅漢図の膨大な資料を集め、それぞれの羅漢をキャラクター化して描いていったようです。そして、その中にある様々なお決まりの表現を散りばめてもいました。
前述した顔が割れている村上隆も、羅漢図の中に顔が割れている羅漢が描かれており解説では「もう一つの聖なる顔を出す」のはよくある表現と書いており、なるほどそこからアレがきてるのかと。

そして「後世に残す」「継承」ということを今回の展示では強く意識しているように解説で書かれていました。
五百羅漢図の制作背景自体が震災からですし、村上隆ほどのアーティストならば当然のことなのでしょうけれど。
でも私がそこから思いいたったのは、記号的なキャラクター群に歴史的芸術作品にもある記号性(お決まりの表現)に共通するものを感じたことです。
村上隆の作品群の中だけでも沢山の絵の反復が行われているのも、村上隆の絵、いや、それ以上に村上隆さんが影響を受けてきた作品群の継承を意味しているのでは・・・。
横浜美術館で行われていたスーパーフラットコレクションの中にも近・現代作品で記号的、反復的な作品も多くあったので。



・・・ということで、ここから横浜でのコレクションの話に移っていきたいと思います。

こちら鑑賞時間がギリギリだったので後日にしようか一瞬迷ったのですが、村上隆が影響受けた作品もいくつかあったりそのままの流れで見に行ってよかったです。
コレクションの中に気になるもの好きなものも沢山あって、ヘンリー・ダーカーの生原画にうおおってなったり、ダミアン・ハーストの素材一部に「蝶」と書いてあってやっぱりか・・・ってなったり、JNTHEADさん、obさんなどpixivなどから出たアーティストさんの絵もあったりしました。あと、竹熊健太郎さんの作品も・・・トーマス化計画・・・。

そして、インスタレーションも展示されていたのですが、ふと・・・これ、コレクションということは、買ったんだよね・・・でもどうやって?・・・という、今まで何気なく美術館とかで観ておいて疑問に思っていなかったのが途端に意識し始めて。
具体的に言うと、真ん中に巨大な裸体の人形が置いてあってそれを来場者がスケッチすることで成り立つアート作品や、たまたまアメリカのレストランで拾った真珠がオークションにかけられ高額で落札された証明書付きの展示台の側に真珠販売所を再現したものの奥で真珠養殖と検品をするアジア女性たちの映像を流しており物の価値というものを考えさせるアート作品とか・・・ってどう買い取ったの!?
ずーっと前のGEISAIで当時駆け出しだったカオスラウンジのインスタレーションに対して村上さんがこれに値段つけるとしたら?と聞いてきたというのを思い出した・・・。
ただ、多分、いやぜったい村上さん自身がそれを買うという行為を楽しんだんだろうなぁというコレクションもちらほらあります。
そしてそれが並んでいることで現代アートというのがどういうものかの勉強の場にもなりました。もう半分くらいの量で古典的芸術作品も並んでいるので対比になるのと、中間にそれらがごちゃまぜになってるコーナーがあったりして。
そういう意味で、コレクションもとても見ごたえありました。



村上隆自身の言葉で「アートとは何か?」というのを追求し続けているという言葉がありました。
そして、現代アートは作家自身のストーリーが重要だということも書いてありました。
私はそこのストーリーには作家が作品を作るきっかけになった時代背景も含まれていると思っています。コレクションで残していくという大きな意味はそこなんだろうなぁって。

そういう意味で六本木での五百羅漢図展であげていた「継承」の言葉がコレクションというものにつながっていくんだなと。
ただ、日本だと相続税とかの関係でコレクションがしにくいという苦言も書いてありましたね・・・;

まあ自分の中の意見を含んでいろんなことを語ってしまいましたが、全体を通してかたぐるしく考えるよりかはユーモア満載な作品が多く、どちらも見ていて楽しい展示でした。